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悲しみを感じない希望に満ちた歌声〜縦横無尽完結編①〜

宮本浩次
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どーも、鬼畜エレファントカシマシファンのJohnnyです。

今日はだいぶ遅くなりましたが、縦横無尽完結編の曲ごとの感想をお届け致します。11日と12日を織り交ぜながら、いよいよ盛大にネタバレます。

いよいよ始まった。

縦横無尽完結編。スクリーン一杯に47都道府県コンサートを行なってきた会場の名前が、線で繋がっていく。白と黒と丸と線。シンプルなデザインは宮本浩次自身を髣髴とさせる。映像とともに脳内に旅日記の色々なシーンが蘇る。

ああ、ミヤジすげぇな。本当に47都道府県廻ったのか。今度はソロで…どんだけ超人なんだよ。何故か感極まるオレ。そこから、6.11 YOYOGIの文字がスクリーンからはみ出すくらいに迫って来たかと想えば突然暗転。

〈第一部〉

光の世界

スポットライトと共に中央ステージに現れたミヤジシルエット。この時点で、漏れちゃいけない声にならない声で会場が騒めく。自分から見たミヤジは後ろ姿。肩にかなり力が入っているように見えた。ん?と声に耳を澄ませる。♪悲しい日々にバイバイ〜…と歌い出す。やや声が枯れてる?大丈夫か?「俺は車を〜」当たりから完全に泣き声に変わる。

そうゆうことか…泣くの早ぇと一人ツッコミ。何とか持ち直し終盤は伸びやかな歌唱。正面ステージにスモークを浴びながら歩くミヤジはまるで天使の階段を登るがごとく神々しい姿だった。12日はこんな声出る?ってな具合に出てる。アカペラでミヤジの声だけで始まったのも歌声を主役としていて良かった。

夜明けのうた

暗闇からランタンが灯され、ミヤジが歌いながらステージを歩く。ここから既に耳がビリビリするくらいに歌声が届く。バンドの音も盛り上がりスクリーンは朝焼けとなる。そこに浮かび上がる男前5人衆のシルエット。か、カッケェ。想わず拍手が起こる。壮大なイメージの演出が曲と合いまって感動を引き起す。全ての世界の夜明けが来るような感覚。紅白で同じ演出して欲しかったくらい。

stranger

12日は最初の出だしのギターが上手く出ず。ミヤジが「もう一丁!」と玉田さんを煽る。スムーズに歌入りし、ギタートラブルも難無く乗り越えてスタート。リカバリーめちゃくちゃカッコイイ。高音で歌いにくい箇所沢山あるロックで激しい曲だが、しっかり丁寧に歌い上げるミヤジ。バンドの一体感を感じられる曲で、時折ミヤジの激しめスイッチが入るところが好き。真っ赤照明も曲によく合っていた。

異邦人

ミヤジが狂気になったり、色っぽくなったり、雄叫びを上げたりする曲。個人的にロックを感じるアウトロのバンドのキメがすごく好き。そして、イントロのアレンジが全く違う景色を見せてくれる宮本浩次のカバー。この曲はいい意味で期待を裏切られる形に仕上がっており、狂ったミヤジが非常に格好良かった。

きみに会いたい-Dance with you-

ツアーでは「宮本浩次vs小林武史」の演出だったが、最終回はかなりドラマティックな仕上がりだった。小林武史のピアノとクライマックス感のあるアレンジに、宮本浩次の真っ直ぐな歌声が乗る。非常に男らしくて、途中からバンドが入ると尚更カッコいい。この曲は度々リアレンジされて、1番多くの表情を見せてくれた楽曲になった。宮本浩次の色気という引き出しを盛大に開けたキッカケ曲で、ストレートな男の心情がこれ以上にないくらいに表現されていて、この歌詞を歌える男はそうそういないと想わされた。

あなた

ここに来て「ROMANCE」に収録された「あなた」を披露。いつぞやのcoversフェスで披露された時は大いに感動した。この曲は音域がかなり広く、歌い上げ、聴かせる楽曲で歌唱力がないと難しいが、特に12日は見事に歌い上げていた。宮本浩次が乙女の曲をガニ股で歌い上げる姿は必見。何故か切なくて泣きそうになる。

化粧

もう、失恋女性の歌をカバーさせたら右に出るものは居ないんじゃないかというくらい見事に女性が憑依して歌い切る宮本浩次の姿は、「日本女性の失恋の心の情景」として国宝化して欲しいほどだ。ひとときの機微も逃しまいと会場全員が固づを飲んで見届けるという独特の空間も、宮本浩次の歌唱ならではだった。圧巻。

春なのに

カバーの中でも一二を争うほど好きな曲。ミヤジの中に女生徒が降臨する(特にAメロ) 化粧と共に毎回切なくなる楽曲。綺麗なメロディを魂込めて歌い上げるのが得意なんだなと改めて感じた。終盤はDr.の玉田豊夢さんのアレンジが光っていた。振り絞るように歌うサビが毎回聴きどころであり、照明の演出も美しくて芸術の全ての最高値の表現がなされていた。これまた国宝。

shining

とにかく高音な楽曲だが、それを感じさせまいとする宮本浩次の歌唱は毎回素晴らしかった。あと、この時のミヤジシルエットが大量に迫ってくる感じも、クスッとなる演出で、ダサかっこいいの極み。サビの締めの歌唱が、演歌みたいで聴かせどころもあり、縦横無尽の中ではスパニッシュ要素のある異色な楽曲となったが、それ含めて縦横無尽さを体現していた。

獣ゆく細道

そもそも、この楽曲はデュエット曲であるにも関わらず、宮本浩次は一人で歌っている。それがまず凄い。また、この楽曲の登場前のバンドアンサンブルが毎回格好良くて大好きだし、ボーイング名越見れるし、曲の入りがマジでかっこいい。そこだけ一生聴いていたいと想うくらいである。「この世は無常おおおお」のミヤジがエゲツナイ声量で、代々木体育館壊れるかと想った。獣憑依曲。

ロマンス

そもそも楽曲やアレンジが良いんでしょうが、毎回めちゃくちゃ盛り上がるパートだった。この楽曲の前奏で、11日にミヤジが手を口元に添えて突然乙女降臨させたのがめちゃくちゃ面白かったから、そこ映像化してほしい。とにかくお客さんが沸いたし、バンドサウンドも一番盛り上がるし、このセトリは非常に良かった。客席に降りて階段なくて「戻れねぇぜ」て言ってたのはこの曲だったか。2回目降りた時は1メートル以上あるステージへひょいっと飛び乗っていた。身体能力えげつない。

冬の花

最高潮に盛り上がった場面から、落ち着いて熱唱する「冬の花」。この楽曲は宮本浩次の人生を表しているし、「縦横無尽」という言葉も、宮本浩次の人生だと感じる。「冬の花」の演出は、小林武史のピアノから入るが、ツアー初期はそのような演出はなかったように想う。小林武史はこの曲の魅せ方や重要性を知っているなと感じた。終盤で頭上から赤い花びらが舞う場面は本当に毎回美しくて、人生の儚さを演出していた。宮本浩次が花びらを見上げたり、掴んで投げるその全ての仕草が美しかった。紅白でいつか見たい。

悲しみの果て

エレカシの名曲はやはり楽曲としてのポテンシャルが非常に高く、誰がどんなアレンジをしてもきっと名曲になる。この場面でエレカシの楽曲を持ってきたところが「縦横無尽」というタイトルに力強い説得力を持たせていた。バンドの演奏も圧倒的だが、宮本浩次の歌唱が本当に素晴らしかった。エレカシでは聴けなかった、ソロでの悲しみを感じない希望に満ちた歌声は、聴くもの全ての背中を力強く押したと想う。正に希望の歌。

sha.la.la.la

この楽曲自体が宮本浩次らしく、陽気でご機嫌な楽曲。ジャケットを肩にかけながら「しょうがねぇなー出かけるかー!」と、意気揚々と歌い出すミヤジがとても良かった。サビではお客さんが手をシャラララさせたり、何と言ってもキラキラのミラーボール演出が素晴らしかった。エレクトリカルパレードタイム。寝転んで会場の雰囲気を噛み締めていた姿やローリングミヤジで歌唱が全くブレずに坂道登った場面も超見どころ。

浮世小路のblues

もう、宮本浩次と縦横無尽バンドの全ての格好良さを集結させた楽曲と言っていい。ソロバージョンの狂気とロックの極みがこの楽曲にあった。出だしのドラムソロからバンドの入りもめちゃくちゃ格好いい。ツアー開始当初はミヤジがバンドに鼓舞されていた場面もあったが、終盤はずっとミヤジが歌唱で宣戦布告するがごとく、バンドを煽っており、完璧にモノにしていた。最後にして最強おじさんロックレベル100に到達。

一部終了。続きはパート②へ↓

Johnny😁

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