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全ての人を魅了する男〜宮本浩次のap bank fes’23

宮本浩次
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どーも、櫻井さんの第一声「よく来たね」で号泣したオレです。

本日は、2023年7月15日行われた「ap bank fes’23」の第一日目。宮本浩次 with BankBandのライブレポートをお届けいたします。

ap bank fesソロでは2回目

 前回は2年前。無観客で木更津のクイックフィールズでの開催。このときは、ソロツアーで47都道府県を縦横無尽に回る前で、絶賛コロナ禍。画面の向こうの宮本浩次は牧場で一人元気に走り回ったり、寝転んだりしていた。今回は生で見られるとのことでとても嬉しい。

ap bankは、小林武史とMr.Childrenの櫻井和寿、そして故・坂本龍一氏と持続可能な社会をテーマに立ち上げられもう20年になると小林武史より話があり。歴史のあるプロジェクトとなっている。環境問題への取り組みを軸にしているサスティナブルなフェス。日本各地で様々なフェスが行われているが、こんなにエコでクリーンはフェスはそうそうない。

ゴミの仕分けが10分別、マイカトラリーを持参と、なかなか意識が高く参加するだけでいい気持ちになった。もちろん猛暑で曇り空とはいえかなり過酷。熱中症に怯えながらも、自然の中で楽しんでいるファミリー層が多くほっこりした。掛川市つま恋での開催は約5年ぶりとのこと。そんな素敵で温かみのあるフェスで、宮本浩次はどのようなステージを見せるのか。

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宮本浩次の登場

 小林武史より「凄いアーティスト、本当に凄い!期待してください!宮本浩次!」と呼び込みがあり「エビバデー!」と勢いよく登場した宮本浩次。そこまでの会場の雰囲気はとても温かったのだが、コロナ後初めてのフェスということもあり、声を上げてもいいものか?と少し客にも戸惑いがあったが、ミヤジが登場しただけで大盛り上がり。あれ?凄い大歓迎じゃん!めっちゃ嬉しい。

#1 今宵の月のように

 最初、小林武史がピアノを弾き出してミヤジがそれに向かい合う。ん?何の曲だ?と予想していると「くだらねえとー」と第一声!観客から「おおおお!」と歓声が上がる。実はエレカシのフェスでも最近は「今宵の月のように」が演奏されることはなかった。

しかし、今回はピアノと一緒に歌が始まった。この始まり方は実は初めてである。というのも、ソロツアー時もこの曲は必ずミヤジが弾き語りをする楽曲だからだ。ハンドマイクで自由を手に入れた宮本浩次は、右に左にと冷静に歩きながら歌いながら動き回りお客さん大喜び。

素晴らしいのびのびとした歌唱。ミヤジの歌を聴いて一気に疲れ切った体にエネルギーが注ぎ込まれる。57歳、猛暑なのに元気だなと微笑みながら見ていたオレ。ap bank fesにはMr.Childrenファン、つまりミヤジ非ファンも多くいることだろう。そんな皆様にミヤジなりの代表曲でのご挨拶。とても良かった。

#2 悲しみの果て

 もともと名曲ではあったが、この楽曲はエレファントカシマシという枠を飛び越えて、今の時代にもっと多くの人に届いている印象。発売は1996年。実に27年も前の曲なのに、若者にも浸透しつつあり、そのうち教科書に載るんじゃないかと想っている。

ダダッダダ!っとお決まりのバンドアンサンブルから始まり会場からより一層大きな歓声が上がる。この楽曲が初めてBank Bandでアレンジされたのは、2019年に石巻で開催された「Reborn-Art Festival 2019 『転がる、詩』 」。Bank Band × 宮本浩次の始まりである。

この時の歌唱はとにかく圧倒的だったのだが、石巻の体育館に収まりきらないエネルギーが昨日のつま恋で解放されていた。「悲しみの果ては素晴らしい日々を送っていこうぜ」と声高々に歌う宮本浩次の歌唱は聴くものを振るわせ、3万人の観客を圧倒させていた。興奮に比例してミヤジの髪の毛もひし形になった。

#3 冬の花

「こんにちは!宮本浩次です」と爽やかに挨拶。(悲しみの果ての前だっかも)小林武史に駆け寄り「いやあー呼んでいただいて本当にありがとうございます」とお辞儀。「ごじゅうまる!」と円を描きながら観客の盛り上がりを褒めてくれたミヤジ。「これから胸に響くもっと凄い大唄(お唄?)を聴かせるぜ!」(ドヤ顔)と言って始まった真夏の「冬の花」。

宮本浩次 -「冬の花」~「Do you remember?」(アルバム『宮本、独歩。』初回限定2019ライブベスト盤より)

これはオレ的ベストアクトの冬の花2019年の映像なんですけど、今回はこれ以上の圧倒的歌唱力で観客を鷲掴みにした。歌が上手いのはもちろんなんだけど、この曲は女性目線で語られている曲であり、カバー曲を歌う時みたいに何かか憑依するミヤジ。その演技力にも引き込まれる。

「色気がある」と最近はよく言われるようになったミヤジだが、その色気とはミヤジの演技力の高さなのではないかと密かに想っている。(my roomで会いたいきみもいるし)しかし、この曲はMAD米津玄師でTwitterやニコ動で流行っただけありかなりの浸透率。ソロでも代表曲となっており、こんなに沢山の人の前で歌われることがとても嬉しい。

「勝ちに行こうぜー!」と間奏で煽るミヤジ。わたしが負けるわけがない。

ミヤジは滝のように大汗をかいて、一瞬一瞬生命を燃やすように力強く歌って魅せる。最初はお茶目なミヤジに笑っていた観客も、次第に「なんだこの人は?なんかすげぇ!」という空気に変わっていく。これが、宮本浩次の凄さだと想う。

#4 P.S. I love you

 「エレファントカシマシで絶対歌いそうにないこと選手権」があったらきっと一位は「愛してる」だと想っている。でも、宮本浩次がソロで歌ってみせた「愛してる」。この曲はコロナが始まった頃に発表された楽曲で非常に驚いたが、ミヤジが「愛してる」を歌ってくれたことがとても嬉しかった。

ミヤジって、エレカシの頃から携わるプロデューサーや人に多大なる影響を受けていると想っていて、ソロは小林武史の影響がかなり色濃く出ていると想う。タケシコバヤシが実は熱くて愛情深い人なんだってわかったのは縦横無尽のコンサートツアーの時。

ミヤジのペースに合わせるでなく、煽るようにコンサートを作っていた小林武史を見て、ミヤジの可能性を信じてるんだって感じた。そしてその期待以上の歌声で応えるミヤジを見て目頭を熱くしていた小林武史。本当に熱い人なんだなって感動した。そんな、関係性の中で出来上がったこの楽曲はコンサートごとに大きくなって最近ではコンサートの締めに歌われているほどである。

そういった背景を感じながら聴いているとなお胸がとても熱くなる。ミヤジも想いが溢れるのかAメロは1オクターブ上で歌う。声を振り絞って全力で一生懸命、精一杯に「愛してる」を歌うミヤジは、本当に一番輝いていて眩しくて格好良かった。

#5 ハレルヤ

息つく暇もなくイントロが始まり、観客一斉に手拍子が始まりジャンプしたり大盛り上がり。ミヤジも負けじと歌声で応える。「今日はいいお日柄で、曇りでも暑いっちゃ暑いんだけど。みんなの熱さが伝わってくるぜー!とミヤジ。本当に暑くて熱い会場のボルテージは最高潮になる。

「素敵な未来へ一緒に行こうぜー!幸あれー!!」

右に左に走り回るもブレずに歌い切るミヤジ。この後、みんな宮本浩次のファンになったような一体感があった。まるで宮本浩次のコンサートだ。

全ての人を魅了する男。そう言っても過言じゃない。まだまだミヤジの良さを知らない人だっている。ミヤジのソロコンサートや、エレカシのコンサートを見たらきっともっと度肝を抜く。これからも歌声と生きるエネルギーで聴くもの全ての魂を掻っ攫っていくんだろな。57歳、オレのミヤジ。やっぱ、のびしろしかないわ。(本当に凄い盛り上がりだった)

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東京協奏曲・櫻井和寿 × 宮本浩次

「水を飲む暇もないぜさすがBank Band!」とせかせかと水を飲み「いつも会うたびにポジティブにしてくれる男!櫻井和寿い!」

とミヤジの呼びかけで櫻井さん登場!圧倒的歌唱力の男がもうひとり!笑じわで目がなくなってるポジティブオーラ全開の櫻井さん。まさに陰と陽。この二人で歌うのはもちろんこの曲。東京協奏曲。

「東京協奏曲」宮本浩次 × 櫻井和寿 organized by ap bank

最初の入りを入れずに仕切り直したミヤジ。冒頭歌詞の「オレは」で自分を指差しながら歌う。櫻井さんのパートで少しフェイクやハモリを入れてみる。二人のエネルギーが混ざりあって、溶け合って、大きな愛のバンドサウンドで広がって、会場に感動が溢れかえっていた。

向かい合って、櫻井さんは笑顔で。ミヤジはそれを見て声を詰まらせるほど感動していたように見えた。それを見守る小林武史とBank Bandの演奏。

胸を打つ歌声と曲と空間と情景。二人の歌声とハモリは本当に素晴らしかった。

初めて生で二人がこの曲を歌っているところを見て、この曲の良さや、東京という出逢いの街の素晴らしさが体の中に流れて、今日の血液や鼓動や生命になった気がした。そういうものはそうそう出会えない。そういう場面にもあまり出くわせないけど、一生のうちで何度かある場面。昨日はそんな瞬間がたくさんあった愛に溢れた日だった。

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ap bank fes 過酷だけど素晴らしいフェス

 まじで行って良かったって心の底から想った!過酷だったけど本当にいいフェスでした!客層がね、もう温かいのよ。

Mr.Childrenのファンの方って櫻井さんみたいに温かい。ミヤジを応援してくれて受け入れてくれていたことを感じました。ミスチルの演奏ももう最高だったし、小田さんの曲も聴いて泣けたし、Salyuも真心ブラザーズもそれぞれの個性や主張が愛があって混ざり合って素敵なフェスだった。

そして櫻井さんの「よく来たね」で優しすぎて泣いた。櫻井さんまた歌が上手くなってて、なんか全然力んでないのに、歌詞とか歌声がめっちゃ届くのね。しかもずっと第一線で活躍されて、ずっと前を向いて光をオレたちに届けてくださるあの笑顔。本当に凄いと想う。日々鍛錬されているであろうことが歌声を聴いて分かった。

もちろん、世界一格好良かったのは宮本浩次です。

素敵な想い出のプレゼント。ありがとうございました!タケシコバヤシ呼んでくれてありがとう!すっかりタケシファンですわw お互い熱すぎてミヤジと会話にならずに音楽でぶつかり合うタケシコバヤシ最高!またミヤジと絡んでください!

これをまた糧に力強く!猛暑に負けず、みなさんもオレも生きていきましょう!

Johnny

(感想はTwitterにお願いします)

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P.S.

もし新しくミヤジのファンになった方がいらっしゃいましたら以下の映像作品はおすすめです!

①宮本、独歩。の作業部屋弾き語り

②47都道府県ツアー縦横無尽ファイナル

③宮本、独歩。ライブベスト盤(冬の花のBank Band石巻Ver.入ってます)

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