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ザ・ロックバンド

エレファントカシマシ
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どーも、エレファントカシマシファンのジョニーです。本日は2023年10月8日に行われた「エレファントカシマシ 祝・日比谷野音100周年日比谷野外音楽堂 concert 2023」について感想をお話ししたいと想います。

何かがとんでもなく違う

これは1年前の野音を配信で見た時の感想なんだけど、「エレファントカシマシが野音でやればなんだって良い雰囲気になるから進化というよりは変わらないで欲しい」と話した。野音の歴史もよくわからない新規のオレは、ショーケースの外からしか見ることが出来ないと言うものだった。これはもう、ただの嫉妬である。

とにかく大きな壁があった。音楽堂の中に入ってもそれはあって、とてもじゃないけど踏み込めない感。ファンになって何だかんだ4/6は中で見てるのでこれは確か。でも昨日は何かが違った。

リハーサルの音が公園内に漏れていて、その音から全く違った。凄く良い!なんだこのサウンドは?という印象。バンドの音がキラキラしてる。これ、35周年のバンドの音じゃないんだよ本当に。

アリーナツアーの時からその片鱗があって、バンドの音がとてつもなく輝く瞬間とか、とにかく鳴ってる感があって感動したんだけど、そういうレベルじゃなく全てが新鮮に聴こえるくらい全く違うバンドサウンド。これがミヤジがやりたかったエレファントカシマシのサウンドなのか?赤羽のYAMAHAで鳴らしてた頃の?オレの知らない頃のエレカシ?でもそれとも何かが違うんだよ。

壁がなかった…これに尽きる。防御のための攻撃が無かった。野音だから見せつけてやる!みたいな変な気概もなく、無防備なままの自由なミヤジの歌声とサウンドが会場に響いていて、どうかしたらエレファントカシマシの方からオレたちに寄ってきた。どうしたんですか本当に。オレは終演後、居酒屋で泣いていた。

悲しみの交差点を越えよう

Baby 自転車 – エレファントカシマシ
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エレファントカシマシ4人のバンドサウンド

去年のブログに書いたような「野音だから何やっても良い」みたいな甘えは一切なかった。それと、ミヤジがメンバーやスタッフにほとんど指示出ししなかったのも印象的だ。野音でもどうかしたら指示出ししてたら全編終わってしまうこともあった。今回は「珍奇男」のアンプの位置と、「俺たちの明日」のジャケットどこ?と「ファイティングマン」の早くやれよ!くらいだった…数える程だ。どうしたんだ、何があったミヤジ。

とにかく一番感動したのが、バンドサウンドが鳴っていたこと。

サポートギターなしのエレカシはおそらく自分は初めて見た。サポートが入っている時は「石森さんがもうちょっと弾いても良いんじゃないの?」とか想っていたが、サポートがないとこんなにイシさんのギターがエレファントカシマシしていたのかと驚く。

サポートギターが入っていたのは、イシさんのサポートくらいに想っていたが違った。イシさんはずっとエレカシのギターで、どちらかというとサポートギターというのは、ミヤジに対してあてがわれていたものなんだと気づく。

それがなぜ必要なくなったかというと、さっきの話に戻るんだけど、ミヤジの指示だしが減ったから。つまり、エレファントカシマシのバンドサウンドを維持したり、立て直したり、調整する場面が減ったために、ミヤジが安定して唄うこととギターに集中できるようになったから。

ミヤジは天才なので、どうかしたら新曲のギターのフレーズとか0.1秒くらいで作っているかも知れない。多分その場でサクっと弾けてしまうので、ミヤジのギターの練習って一番後回しになってるんだよな。きっと。

バンドサウンドの優先順位として、ドラム→ベース→ギター→全体のバランス→音響→キーボードサポート、先ずこの辺までクリアして初めて、自分の歌、そして最後に自分のギターの調整というところまでたどり着くのではないかと考えた。

よって、今までのエレカシだと自分のギターのところまで追い付かなかったんじゃないか。だからサポートが必要だった。でも、今のエレカシはミヤジが色々言わなくてもドラム→ベース→ギターまである程度仕上がっているから、ミヤジに余裕があるんだと気づく。

それが、フロントマンの安定につながっているんだと。

じゃあ、なぜそれが出来るようになったかというと、やっぱりミヤジがソロで旅に出たことが一番大きいと想う。

エレファントカシマシってやっぱり宮本浩次の理想じゃないですか?だから、「遠くばかり見ていた俺」って言葉に象徴されるように、理想を追いかけ続けていたんだと想うんよ。

その理想になんとか追いつきたい、表現したいとメンバーは喰らいつくんだけど、肝心のミヤジのその理想っていうのが本当は定まってなかったんじゃないかと。雲を掴むみたいな話で、目標が見えないのにただ突っ走っているっていう。

エレファントカシマシでお座なりになってしまっていた、ミヤジ自身の自分の歌と自分のギターを探す(取り戻す)旅に出た。今まで殆どそこに向き合う時間がなかったんじゃないかな。そして、ソロで大成功して初めて本当の意味での自分の立ち位置や、やりたかったことが見えて来た。それを、エレファントカシマシに戻って来た時、メンバーとサウンドで共有して初めて合致したというか。そんな感じがしたんよね。

いい意味でも、悪い意味でもやっぱりエレファントカシマシは宮本浩次だから、ミヤジ次第でいい方にも悪い方にも行ってしまう。それが、エレカシ。

今回はミヤジが安定していたって書いたんですけど、途中泣いてましたけど、それは不安定ではなくて、機嫌が良い悪いにもあまり左右されなくなったタフになったミヤジが居たっていうか。そんなことより、俺たちのバンド聴いてくれ!音楽聴いてくれ!悲しみを乗り越えて生きていこうぜ!みたいな。

そういうのが全部、バンドサウンドに出るエレカシってやっぱ唯一無二です。

どっかしら、危うさがあるのがエレカシ(宮本浩次)でしたけど、昨日は全くそんなものはなかった。細海さんのサポートはあったけど、細海さんのキーボードって絶対的にエレファントカシマシを邪魔しないし、一体化するから、ほぼエレファントカシマシと言っていいと想うんですよね。

1年前は「変わらないで欲しい」って書いたけど、こんな素晴らしい変化したバンドに出逢える未来が待っていたとは。ゆかば、道は開けんですね。

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日本のザ・ロックバンドが見れる野音配信は10月11日まで

毎回、エレファントカシマシに驚かされて翻弄される人生幸せです。4人の中で、一番ミヤジがわかりやすいのでミヤジ中心の記事になって申し訳ない(イシさんの呟きからわかるように他のメンバー何考えているか分からん)のですが、とにかく、エレカシ史上過去1良かった。

バンドサウンドが中心にあった、4人のロックバンドだった。配信で見直したらミヤジがジョンレノンの佇まいに見えたよ。カッケェ。イープラスで配信まだ買えますのでぜひお見逃しなく!

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これからの未来に期待してます。今も相変わらずオレはエレファントカシマシが大好きです。

Johnny

(感想はTwitterにお願いします)

P.S.

新曲「No more cry」良すぎます!また後日ブログ書きます。あと、今の状態で絶対にアルバムは残した方がええ!

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