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Reborn-Art Festival「転がる、詩」。本当の復興支援とは?~Part.2 ~

宮本浩次
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どーも、鬼畜エレファントカシマシファンのJohnnyです。 

先ずはこちらからお読みください。↓

それでも伝えたいものがある

JohnnyTwitter

今回、大きな母体を持った宮本浩次と櫻井和寿が、ソロとして会場を沸かせてくれました。このような、復興支援などのテーマがある場合、バンドよりソロの方が動きやすいし、主催者も呼びやすいというのはあると想います。バンドだと経費かさみますし。

あなたの住む街の体育館に、Mr.Childrenとエレファントカシマシ呼べますか?現実的にも無理でしょう。それでも、石巻総合体育館でやる意味とか、意義を汲み取ってお二人は参加されてるんやと想います。本当にあり得ないです。普通ならこんな贅沢なライブ。

エレカシの曲を、ソロでやりましたけど、本当に全然違うくて、それぞれの良さがありました!エレカシはやはり大きなひとつの生き物を動かす司令塔として、宮本浩次が君臨してバンドを動かしてますから、かくあるべきは必然と出てきますけど、ソロの時は、より曲たちも自由度が増して、ポップに普遍的になっていて届きやすかったように感じました!

あと、櫻井さんと宮本浩次が、同じバックバンドでライヴするという構図がめちゃくちゃ面白かったです!それぞれの良いところがより際立って見えた気がします。櫻井さんは、やはり曲と声のエネルギーが凄い!宮本浩次は本人のエネルギーで全部持っていける!

バックバンドは同じだから、”夢の競演”と違って、VSバンドじゃなくて、VS歌い手 & 楽曲対決みたいな感じで、めちゃくちゃ勝手に楽しんでたオレです。

櫻井さんの作る曲のポテンシャル、マジでスゲエ!タケシコバヤシのアレンジ力もある絶対!エレカシの曲が普遍的になったんよ?

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バンドかソロかではなく、曲が行きたいところへ

エレカシはバンドサウンドがいぶし銀で、激渋だから、絶対あのサウンドはエレカシでしか出せないし、やっぱりちゃんとロックなんだけど、宮本浩次ソロの時はロックな楽曲なのに、ロックじゃない顔も楽曲たちが見せるのね。 曲の違う良さが際立って感動した。まさに「宮本浩次リサイタル」でした。

宮本浩次が、バンドサウンドを抜きにして、唄やパフォーマンスだけに集中したら、こんなに面白いことになるのかって再確認できた!とにかく湧く。これは、本当に新しい姿やと想うし、ソロになってなかったら無かった世界線だと想います。

エレカシはロックバンドとしての進化を、ソロは歌ひ手としての成長が見れる。

ファンとして、その両方タイムリーに見れることが嬉しすぎて感無量だった。全然ピリピリした感じなくて、自由で開けてて楽しかった!ソロミヤジの方が、ちゃんと唄が届けられていれば、普遍的に世間に受け入れられる気がしてきた!お客さんとの精神的な距離が近く、丸裸で向かってきてくれてる気がして見ててワクワクします!

ソロで世間様に少しづつ受け入れてもらい「あの唄の上手い面白いおじさん、実はめちゃくちゃクールでカッケェバンドもやってんだぜ!」って、エレカシが広まってくれれば最&高。

櫻井さんも宮本浩次も、バンドから離れてこういうライブに出演するってことは、やっぱりバンドのファンに摩擦を生む事を覚悟の上で、伝えたいメッセージがあるんじゃないかな?

だから、今は無理でも、少しつづ受け入れてもらえる日が来ると想うし、オレは応援したいです。

だって、信じてるアーティストが、伝えたいこと知りたいやん。あと、曲ってバンドのために作った曲でも、最終的にはバンドのものじゃない気がしてる。作った本人のものでもないし、それを聴いた人のものになるんだと想うんですよね。

曲自身がその時、目の前にいる人に、一番届きやす形で届けることが歌い手の仕事であって、個人の所有物じゃない。

だから、曲の親じゃない周りが、やいのやいの言う問題じゃねぇかなって想います。曲がいきたい場所に届くように手助けをする。ただそれをやってるだけなんやと想います。バンドの絆とか、義理人情とは全く違う話なんですよね。

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本当の復興支援とは?石巻とオレ

ちょっと長くなります。 一年前の4月にも石巻来たんすよね。この目で見てみたかったんです。石巻を…。復興支援目的もあるであろう、今回のREBORN ART FESTIVAL 2019。オレはこんなイベントに今まで参加したことはないし、宮本浩次が出るというから、はるばる石巻まで来ました。

それが無かったら来なかったと想います。街を散策して、気持ちいい雰囲気で、この街が大好きになりました。当日入りだったので、見れる範囲でアートも鑑賞しました!アーティストによりそれぞれテーマが違って、統一感はなかったけど、震災をテーマにしなくても、アートがそこにあれば良いと想うので、色んな作品が見れて良かったです。

ただ、オレの中でフェス=祭りってイメージがあって、部外者のオレからみて、街を上げて盛大なフェスという雰囲気は今回少し薄かったように想いました。それをなんとなく肌で感じ取ってオレに疑問が残る。「こういう外部が主催して、外部の人が来る復興支援を実際に石巻に住んでいる人はどう想ってるのだろうか?」と。誰かに聞いてみたかった。

ライブ後、結構大きめな地震があって、マジでビビって、「オレ今から死んで後悔したくないから、うまいもの食べたい!」と、街に繰り出しました。たまたま入った、料理屋。客はオレだけ。酒が美味かったなー!震災のことを、明け透けに聴くのは失礼と想いカウンター越しに店の大将となにげない会話(もちろんミヤジの話も )をしました。

オレは人の良さと、スーパーコミュニュケーション能力を発揮し、復興支援で少しでも街に住む人が潤えばいいと想うっていう話をして、今回のフェス。石巻に住んでいる人はどう想ってるんですか?と聴いてみた。徐々に大将は色々なことを話してくれた。結構、複雑な想いもあるようで、耳を傾けた。話してくれて嬉しかった。

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地元の方の複雑な想い

「被災して、最初の2.3年は藁にもすがる想いで手を差し伸べてくれる人達に頼った」と。「でも、7.8年経つと”復興”って言葉自体がなぁなぁになってくる。何をもって復興とするのか?それは、人それぞれ違うし、定義がハッキリしない。最終的には自分達で何とかしなきゃいけない問題だと想う」と話してくれました。

「被災して大変なのは地元に住む人たちなのに、自分達の力というのは?」と聞くと、大将が「要は、”魚を与えるんじゃなくて、魚の釣りかたを教えなきゃいけない”んだよ。いまの復興支援がどっちになってるのかは、正直わからない」と、例え話を使って分かりやすく話してくれました。

確かにそうかもしれない。

アーティストが来るからファンは足を運ぶけど、アーティストが居なかったら来ないんじゃ意味ない。それだったら毎回アーティストに頼らなきゃいけないなあと、オレ想った。それじゃダメなんだ。

「小林武史さんは本当に良くやってくれてると想う。地元の人とのコミュニケーションは大変だろうと想う」と大将。「でも自分達もずっと頼ってばかりではダメだと想う。という意味では、みんな複雑な気持ちもあるんですよ」と話してくれた。何をもって復興とするのか?これは本当に解らない。

正直な感想

REBORN ART FESTIVAL 2019に参加して1番想ったのは、アートを通して地元の人の想いが、オレにイマイチ伝わらなかったんですよね。このフェスをすることで、石巻やその周辺に人を呼びたいのか?、リピーターを増やしたいのか?、ただ単にアート作品を見て欲しいだけなのか?ちょっと、本当に分からなくて戸惑いました。

でも、主催の方々は石巻や、東北を元気にしたくて、沢山の人に来てもらいたくてやってるんだと想います。案内してくれた人たちや、スタッフさんも笑顔で暑い中対応してくださいましたし。でも、オレは人が何処かに集まる理由って、人だと想うんです。

宮本浩次が石巻でライブするから来たんですもん。だから、人なんですよね。今回見れるだけ見なきゃという、ほぼ偽善みたいな感じでアートと向き合う自分が、ちょっと嫌になりました。…スミマセン。オレは出来れば、石巻のアーティストさんと、一緒に何か作品を作ったりしたかったな。

2019年はこんな作品を、お客さんみんなで作りました!って。それを、また2年後に展示して、もし今度一緒に行く人がいたら、これオレも参加してたんだぜ?とか言いたいみたいなw

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復興のこれから

そして、子供があまりいなかったですよね。祭りって子供のものじゃないですか?子供も一緒に楽しめるものが無かったし、復興って子供が携わっていくものだと想うんですよね。未来の話なんやから。

子供の想い出の中に、石巻で作った何かが刻まれたら、将来ふとよぎると想うんですよ、「ああ〜おれ、小さい時、母ちゃんと行って、なんか作ったなぁー楽しかったな。懐かしいな」って。「また行ってみようかな」って。だから、復興っていうよりは、町おこしに近いというか。その街に行く理由が、一時的であってはいけないんですよね。そこに行く理由が強くあればまた、行きたいと想う。

偉そうに、マジスミマセンなんですけど、オレも伝えたい事くらいはあるんで(笑)感じたことを素直に表現することがオレの今回の役割だと想っています。色々、言わせていただきましたけど、今回、石巻にまた来たいと想いました!

街の雰囲気も好きだし、もちろん「転がる、詩」で素敵な想い出ができたから、また来たら、その時の感情想い出せるし!でも、何が一番そうさせたかって、地元の料理屋の大将と、大将が作った美味い飯と酒でした(笑)地元の人が、地元のもので作った飯は一番美味いっしょ。小洒落たご飯とかは、都会でいくらでも食べれるし、オレはあったかい温もりのあるものに触れたいです。人はみんなそうなんだと想います。

会いたい人がそこにいるから、会いに行く。

だから、今回は小林武史でも、櫻井和寿でも、宮本浩次でも、アートでもなく、

料理屋の大将が優勝!(因踏みつつ)

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大将は「うちは、有名な料理家さんにも負けない、味と技術あると想いますよ!」って胸張って言ってくれた!確かに、超絶ウメェ海鮮食べさせて頂きました!w だから、今度は大切な人を連れて行きたいって想いました。あの人にも食べさせたいって。石巻は素晴らしいところです。都会で疲れた心を癒してくれます!

復興に関しては、人と人との関わり方と同じで、そこに住む人達が一番いい方向にいけるようには手助けはしても、自立する力は奪っちゃいけないと想った!地元の人が、これからどうしたいのか、 FESを通してオレにはよく分からなかったけど、オレはこれからも石巻を街の様子を見届けたいですし、協力できることがあれば是非、やりたいです!

大将は、「美味しいご飯を地道に提供していきます!それを美味しいと喜んでもらえることが何より嬉しいから。だからまた来てください」て言ってた。大将、好きになったからまたいくぜ! それだけでも、石巻に来た意味があった。

そして、「転がる、詩」のコンサート会場みたいに、今を生きる俺たちが、楽しい時を少しでも多く過ごせますように。それは石巻だけじゃなくて、日本中がそうなればいいなぁって。

被災地って石巻だけじゃないですから。熊本も、豪雨で被害を受けた岡山も、もっと過去に振り返れば、被災地じゃないけど長崎や広島、沖縄だって、全国どこでもそうなんです。

だから、宮本浩次頑張ってくださいっていう、他力本願(笑)いやいや、オレもやれる事やります。これからの令和時代。お偉いさんに頼るだけの世界は終わって、ひとりひとりが主張したり、何かを変えていく時代になると想います。祈ってるだけじゃダメだ、出かけようぜ!

最後に

オレは、黙祷してる時間が大事なんじゃ無くて、黙祷が終わって目を開いた後の行動が大事だと想ってる。とりあえず、最後にこれを。オレが今回、一番胸打たれたアート作品。市街地エリアのB5-1に展示されていたAmmyさんの1/143.70 【2019】この街から、逃げたい。離れたい。です。いつだって血の通ったものには、心動かされます。

Ammy 「1/143.70 【2019】この街から、逃げたい。離れたい。

「転がる、詩」本当に楽しい、想い出深いコンサートでした!REBORN ART FESTIVALに携わる、全ての皆様へ感謝を込めて。

都会に住むちっぽけなオレたちにできる事は、身近な人達を大切にして、その人達が大切にしたい人を大切にして、それがどんどん広まって、みんながみんなを大切にしていく事なんだと想います。

どうか、会いたい笑顔のある街づくりを。オレはアート作品も好きですが、笑顔が見たい派です。だから、沢山の人を笑顔にする宮本浩次が大好きです。これからも応援しています。

Johnny

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P.S.

あ、ソロヒロジ初体験っていったけど、5月4日のキヨシローさんのコンサートイベントが初体験でした。大事なsweet memoryを、完全に忘れててスミマセン。世界一忙しい53歳、頑張ってください。

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宮本浩次櫻井和寿ライブレポート-2019年
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ジョニーの小言
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