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大好きな彼女と、たった一回だけのデート

小言
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鬼畜エレファントカシマシファンのJohnnyです。

今日はエレカシとは全く関係のない話をさせて下さい。オレの大好きだった人の話を…。多分、今話すべきことなんだ想う。なんとなく、みんなに知っていて欲しいことだったんだ。いや、多分…やっと話せるタイミングが来たんだと想いたい。

オレには大事な人が居た。彼女は凄く可愛らしくて、華奢で、小柄で、いつも笑っている人だった。その人と、たった一回だけのデートをした。オレが初めて彼女に会ったのは、とある病院の待合室だった。彼女は……仮に彼女を「ハナウタ〜遠い昔からの物語〜」からとって、ハナと呼ぼう。ハナさんは突然、オレの目の前にやって来た。正に晴天の霹靂だった。何故、強烈な印象を残したかって、彼女の方からいきなり話しかけて来たからだった。

「こんにちは、ハナと言います。あのーこのアプリの使い方教えてくださいませんか?私、最近買ったばかりで、使い方がわからないんです。」

と、ハナさんは可愛らしい笑顔で、オレに気さくに話しかけて来た。タブレット端末を使い始めたばかりなのか、彼女はアプリの使い方が解らなかったらしく若者に見えたオレに話しかけて来たのだろう。(何処に行っても見知らぬ人に話かけられるナゼダ? )ここまでだったら、イヤイヤ…Johnnyさん、それ新手の詐欺じゃね?変な女に引っかかってるじゃん!ってなったでしょう。でも、何よりオレに強烈な印象を残した理由は他にもあった。それは、彼女が車椅子だったからだ。

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日常的に車椅子の方と接する機会が少なければみんな驚くだろう?まず、初対面であれば、いきなり話しかけられ、警戒するべきなのであろうが、彼女は屈託のない曇りなき眼でオレに話しかけて来たので、これっぽっちも嫌な気分ではなかった。オレは人の目の奥しか視ないようにしている。外枠、ココロの入れ物には興味がなかった。日頃の心がけが功を奏し?ハナさんと普通に会話することができた。 

「どれどれ、あーこれですね。こうやって使うんですよ。ちなみにこんなこともできますよ!」

「わぁーありがとう!!凄いですねー!」

そうハナさんが褒めてくれたので、聴かれてもないことまで自慢げに教えたりした。オレはすぐ調子にのるタイプ。それからハナさんは、オレが読んでいた哲学の本を見て、「私もその作家さん好きなんですよ。」と会話が弾んだ。彼女はこれからリハビリをするという。オレは暇だったので(いや、本当は色々とサボリたかったので)、彼女のリハビリをコッソリと見学することにした。

小児マヒそれが、彼女の病名らしい。オレはなんとなくの知識はあったが、彼女は一見元気そうに見えた(腰から上はオレたちと同じ)。両サイド手すりのある場所で彼女は歩く訓練をしていた。

「ちょっと、見て帰ってください!」

ハナさんは人懐っこい人で、嬉しそうに言った。それから、立ったり、座ったり、何度かリハビリの先生と一緒に繰り返していた。オレからみれば、彼女の足は突っ張り棒並みに細く両足はしっかり地面についていなかった。かなり、危なっかしい。そんな印象。

オレはとっさに「大丈夫ですか?休んだ方がいいんじゃない?」そう、声をかけた。彼女の車椅子は電動のヤツでスティックを巧みに動かせば左右に自由に動くことができた。(何で歩く練習なんかしてるんだろ、車椅子あるからいいじゃん、歩かなくて…)そんな考えが頭を過った。

彼女は「少し横になる」というから、休憩できるベッドのところまで車椅子で移動した。オレはさっきフラフラしてた彼女を見ていたから、すかさず抱きかかえようと手を出した。すると彼女は、

「自分でやるから手伝わないで!出来ないところは言うから」

と、ちょっと強めにオレに言った。オレはビックリして(やさしさのつもりだったから)「あ、ゴメンなさい」と謝った。

「ほら、こうやってやれば、ちゃんとベットにも一人で移れるんだよ?ね?で、頭を倒すときだけ手を貸して。ハイ、手え貸して」

そう言って上手にベットに移動してみせた。オレは、彼女が頭を枕につける時にだけ手を貸した。そして、彼女はそこでしばらく休んでいた。衝撃だった。「手伝って当たり前精神」が勝手に働いて、手を出してしまったが、彼女はそれを拒んだのだ。オレは、彼女を甘く見ていたんだ。最初から出来ないと決めつけて…

自分で出来る事出来ない事をちゃんと彼女は熟知していた。だから、出来ない時はちゃんと人に頼れる人でもあった。きっと、ハナさんは今まで何度も、同じようなことがあっただろうなと想った。自分が情けなくなった。彼女は強いなって想った。「出来るところは自分でしたい」。オレだったら、その身体になったらそんなことを想えるだろうか。きっと、甘えまくって、頼りまくっているに違いない。そして、出来ないときは意地になってプライドが許さず、「助けて」と、誰かに頼ることも出来なかっただろう。だからこそ、そんな彼女に凄く惹かれた。

SNS上でハナさんと繋がった。彼女は10年前に両親が亡くなり、それからずっと団地でひとりで生活しているという。家族は居ないそうだ。自分だったら、耐えられるだろうか?そんな孤独に。家でもし何かあったら…っていうか、どうやって生活してるんだ?全てが謎だった。そして彼女はいつもオレに優しくて、頻繁に連絡をくれた。何かにつけ、オレを心配し、些細なコメントを残してくれたりしていた。心配する方向が違うぞ?っと想った。情けないな。

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ある日、リハビリ室でハナさんをたまたま見かけた。ハナさんは自分が車椅子であることも、相手が年上であれ、年下であれ、関係なく、初対面でも自ら話しかけていた。いつも、友達やリハビリの先生と、賑やかに話をしていて人気者だった。そして、キラキラした髪飾りを頭につけていたり、水玉のワンピースを着ておしゃれをしていた。(なんで、あんなに笑顔でいられるのかな?服とか、どうやって着てんの?え?マジで、どうなってんだろう。)

オレはいつも、ハナさんに対して疑問でいっぱいだった。そんな彼女の笑顔は太陽みたいだった。オレは「久しぶりです!ハナさん!」っと声をかけてみた。いつもの笑顔のハナさんだった。

「Johnnyさん!元気そうですねー?また色々悩んでない?」

なんか、色々見透かされている気がした。すると、彼女が

「今度、Johnnyさんが好きな先生の講演会が、あるんだけど知ってますか?Johnnyさんそーゆーの行ったりするの?」

「いえ、知らなかったし何も考えてなかったです。あー…あれだったら一緒に行きますか?オレ、その日休みだし…」

「本当に!?いいの?Johnnyさん一緒に行ってくれるなら心強いわ!ありがとう!じゃあ、また連絡しますねー!」

「ハイ!楽しみにしてます!(ヤバイ)」

どうしよー!何でこんなこと言ってしまったんだ!!何かもう勢いで…なんとなく、いや興味が、いや違う、先生っ先生の、講演会に行きたかっただけで!!そうそう、そうだよ、そんな…デートしたいだなんて想うわけ無い…っていうか、どうやって行くんだ!?車にあんな重たい電動の車椅子どうやって乗せるんだ?いや待てよ?まず、ハナは家からどうやって出るんだ?バス?電車?あれれ?どうやって乗るの?講演会のチケットは普通にとっていいのか?車椅子席とかあるのかな?で、ご飯はどこで食べるんだ?オレは急に不安になった。

今まで考えもしなかった事だった。当たり前が当たり前じゃなくなって、これが「ハナの住んでる世界」なのか。とちょっとビビった。

郷に入っては郷に従えって事で、早速オレはハナさんに連絡して、「あのー、全てどうしたらいいですか?」と全部聴いた(情けない)。すると、「何も心配しないで。いつも行ってるし。家から駅までは福祉タクシーの人に来てもらうし、駅で落ち合ってそこからは一緒にいくから、大丈夫ですよー」とあっけらかんと言われた。 逆に安心させてもらってるなんて…。無知とは恥だ。もっと、頭良くなりたい。

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講演会当日。待ち合わせの駅に彼女は居た。彼女は「日付を勘違いして、先週、ひとりで駅に来てしまったんですよー。あはははははは!」と大笑いしながら話した。笑い事では無いぞ。福祉タクシーをわざわざ呼んで、駅まで来て、来るはずのないオレを一時間以上待って居たというのだから。うおおおおおお、神様なんてこった。でも彼女は、何でも笑い飛ばした。今まで、どれだけの苦労があっただろう。そんな事、察知させないくらいに、良く笑った。

まず、駅の改札口まで行く。それだけで、ソッコーつまづいた(彼女は車椅子だからつまづかない)。たった5段の階段を彼女は登れないのだ。彼女は、いつものとおりなのか、駅員さんを呼んで「エレベーターを動かして下さい」とお願いしていた。エレベーターは車椅子専用で、鍵がかかっており、それを動かすのにも駅員を呼ばなければならなかった。たった、5段の階段を登ることに20分かかった。オレは、日本国民全員、一回足を骨折したほうがいいんじゃ無いかなぁと想った。この不自由さは当事者にしか解らない。バリアフリーがもっと広がればいいのに。

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やっと、駅の改札口についた。そこでハナさんは、また駅員さんにお願いをしていた。「電車に乗るからスロープをお願いします。3番線の4両目ね?3番の4両目よ?お願いしますね」ハナさんは、何度もホームの番号と乗る場所を念を押して駅員さんに言っていた。「一回、駅員さんが、ホームの場所を間違えて乗れなかったことがあったから。それから30分電車を待ったから念押し(笑)」と笑った。スロープが無いと電車とホームのスペースに車椅子が挟まるから乗れないのだ。たった、数センチの隙間。普段、オレ達がやすやすと飛び越えている隙間が時間を蝕む。

ハナさんは、ショーガイ者の人が生活しやすいように、JRやホテルの研修の協力をボランティアでやっているという。同じような境遇の人が、少しでも生活しやすくなればという想いで。もう、オレは頭が下がった。

お目当の駅に到着。スロープを持って待っていてくれた駅員さん。「ありがとうございます」とお礼を言って、エレベーターを使い今度は地下鉄で移動。普段オレがかかる移動時間の倍はかかる。あああ、なんて世界だ。オレは、今まで住んでいた世界が全く違う景色に見えた。やっとこさ、地上に足を付け(彼女は車椅子をw)外の空気を吸った。

おおおおおおお、大変だが、何だかこれは凄く良い勉強になっているのでは無いか!?気づけば全てのことに自然と感謝してるオレ。ハナさんのおかげだ。すると、ハナさんはすれ違う人たちの中に、車椅子の女性を見つけた。彼女はボソッと言った。

「もっと、綺麗な格好をしてほしいな。ただでさえ、車椅子ってだけで偏見の目でみられるのに…。だから私はいつもおめかししているんだよ?」

そういう理由だったのか。彼女はその服がとても似合っていた。お気に入りの服だよと言って笑った。可愛い。彼女は着るものにも凄くこだわっていた。それが、自分を想ってくれる誰かのために身なりに気を使おうと想った瞬間。

講演会の会場に着いた。またもや段差だ。一般の人たちは、段差のある入り口前で列を作っていた。スロープもないし登れない。ハナさんは何も言わずに裏口まで車椅子で行って急にドアをどんどん叩きだした。え、え、え?大丈夫なの?すると、警備のオッサンが出て来て「ああ、お待ちしていました。こちらへどうぞ」と、裏口でチケットを渡し搬入用のエレベーターで公演会場まで上げてくれた。

ハナが事前に連絡を会場にしており、裏から入るように言われたらしい。入り口に入るのも裏口から入るという一苦労。

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会場内、ハナさんはオレに「前の方で見て来て良いよ、私はここだから」と会場の一番後ろのスペースに車椅子をつけた。席は決まってなくて、来た人から順に好きな席に座って良いよーってシステムだった。オレはせっかくだから前で見せてあげたいなって想ってたんだけど、そうか、車椅子の人は一番後ろからしか見れないのか。普段、コンサートを前の方で見れることって凄く有難いことなんだなーっと想った。「ここで一緒に見ますよ」そう言ってオレは一番後ろの席に座った。

講演会が始まり、オレは何だかうわの空だった。何も頭に入って来ない。たったこの何時間かの経験を、頭の中で何度も、何度も、繰り返し、想い出して、ハナさんが今まで経験して来た不自由さを呪った。日本って進んでると想ってたけどまだまだだなぁっと。改めて考えさせられたが、結局のところオレには何も出来なかった。だから、彼女が笑ってるとホッとした。

気がつけば1時間経っていた。講演会が終わっていた。あれ?もう終わり?何一つ得るものがなかった講演だった。講演した先生が急に「さぁ最後です。前に出て来たい人一緒に歌いませんか?最近、私は楽器にハマっていて、今日持って来たんです。誰か歌える人?」と、謎のコーナーが始まっていた。

オレはすかさず「ハイ!」っと勢いで手を挙げた。「じゃー、一番後ろのメガネの子」。気がついたらオレはステージの上に立っていた。(何やってんだオレ。いやでも、ハナ笑ってくれるかも)たった、それだけの想いで、オレはステージに上がった。

一番後ろで車椅子のハナさんがニコニコしながら拍手をしていた。ハナさんが見てる。オレは、周りのお客さんなんて全く目に入らなかった。先生が「じゃーこんな感じで歌って」とメロディーを口ずさんだのでテキトーに合わせて歌った。会場は手拍子が上がり、ちょっと笑いが起こったり…お客さんも一緒に歌っていた。オレは自分が何やってるか全く解らなかったが、ハナさんの笑顔だけが見えた。

「君、ケッコー唄上手いね?ありがとう」先生はそう言った。会場からも拍手が起こる。オレは恥ずかしくなって急いで走って席に戻った。「凄いですね!やるじゃんっ!!」ハナさんの拍手。ハナさんが褒めてくれた。嬉しい。 

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(講演後、その時の車椅子席からの写真)

講演が終了した後、ステージから降りて来た先生は、走ってオレ達のところまで来てくれた。ハナさんと握手をして、写真を撮った。ハナさんは「私のでも、撮って撮って!」と、タブレットで興奮気味に先生と写真を撮った。先生が帰った後、「じゃーついでに」と、オレと2ショットを撮ってくれた。今でもその写真はオレの宝物。

夕食。オレはイタリアンでも食べさせてあげたいと、カッコつけて予約をしていた。っというか、まず車椅子が入れる店なのかを確認しなければならず、片っぱしから電話しまくり、段差はないか、広い店内かなど、色々聴いてケッコー大変だった。「車椅子で入店可」なんて情報、今まで見たこともなかった。入店可でも断られる場合があると聴いて電話をしたりして、予約をしなければならない状況だった。

でも、講演会がオレの素晴らしい歌唱のせいで、盛り上がり押してしまった為、予約1時間前になって初めて気づいた。「ま、ま、間に合わない」。よりによって、店までの移動距離がかなりあり、車椅子での所要時間を考えたら、間に合わないと想った。こういう時、時間配分考えれる人って凄いなっと感心する(笑)

オレは苦渋の選択で、予約していた店を断り、ハナさんには「ごめん、店とか全く決めてない(笑)」とおどけるしかなかった。ハナさんは講演会が大変満足だったらしく、「どこでもいーよー」と言ってくれたので、近くのデパートのフードコートで夕食にした。(イタリアン食べさせたかったなぁ)

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(海鮮丼とハナさん )

色々、話した。オレが普段疑問に想っていたことを、色々と。一番気になっていたことを聴いてみた。「なんでそんなにいつも楽しそうなの?そんなに笑顔でいられるの?」と。

「人との違いが1番の強みだって気づいたんだよ。だから、私はこんな私が好きなの。あと、人生、楽しいほうがいいでしょ?」

オレはそう言って笑ったハナさんの言葉を今でも忘れない。だから、オレは自分のことを蔑んだりしない。自分のことを責めたりしない。いつも笑ってた彼女に対して失礼だろ?どうせならオレは笑いたい。だから、オレは好きなことをして、楽しく生きていこうと決めた。せっかく五体満足の身体。こんな機会がなけりゃ忘れてた。そんな、当たり前のことが、とっても有難くて、幸せだったってことにハナさんのおかげで気づけたんだ。有難う。

それからオレ達は、いつもの倍の時間をかけて帰路についた。長い道中は少しもたいくつしなかった。ヒヤヒヤしたり、焦ったり、テンパったり、オレがしていたからだ。ハナさんは、そんなオレを笑ってくれた。結局、何も出来なかったぜw

それから月日は流れた。たまに連絡を取り合ったりしていたが、会うとなると福祉タクシーの予約や、場所も選ぶ。オレは休みが安定してなかったので、なかなか都合がつかなかった。ハナさんは「また会いたいねー」とよく連絡をくれた。オレは凄く忙しくて、自分のことでいっぱい、いっぱい…なかなか会えなかった。

夏。「今近くのカフェに来てるよー」っとハナさんから、突然連絡が入った。仕事中だったオレは、1時間後に仕事を抜け出して、カフェまで猛ダッシュで走った。カフェに付くと、マダムたちがワイワイお茶をしていた。オレはハナさんの車椅子を探した。どこにも姿がない。電話をしても出なかった。結局、オレが来る直前に福祉タクシーが迎えに来たから帰ったよ、という。ハナさんに会えなかった。

その一週間後、何気無しにSNSをひらいた。講演会の写真が、「想い出の写真」としてタイムラインに上がって来た。「おっ…懐かしいな」と想い、それをシェアした。「また行きましょーねー」っなんてとコメントを添えたが、ハナさんの返事はなかった。

2日後、タイムラインに「大好きだった仕事仲間が亡くなりました。みんなでお別れ会をします」と上がって来た。誰のことだろう?と開いてみたら、ハナさんのページだった。オレは、何が起こってるのか全く分からなかった。理解ができない。

どうゆうことだ?ハナさんが、ハナさんが亡くなっただと?意味がわからない。

昔、ハナさんが働いていた職場の人が、彼女の訃報を聴きSNSで投稿してくれていたのだ。ハナさんが「カフェにいるよー」と連絡をくれた一週間後。ハナは、自宅で息を引き取ったという。ベッドの上で苦しまずに亡くなっていたらしいと彼女の友人から後々聴いた。まだ、若かったのに。あの映画を観に行く約束は?? オレは、何も分からなかった。何も…。

あれから、3年。オレは最近Twitterで目にする呟きに想うところがあって呟いた事がある。

誰かが死んだら追悼の意味でって、感謝の気持ち語ったり、好きだったとか、この作品が良かったとか呟くの何なん?生きてるうちに言えや。生きてるうちに本人に伝えろや。本当に追悼する気あるなら、葬式行って本人に直接伝えろ。ココロの中で祈れ。好きって伝えんのは、死んでからじゃ遅いんだよ。

— Johnny (@RAINBOW_miyaji) 2018年8月28日

オレはずっと後悔していた。もう少し早くもう少し早く、仕事を切り上げて、ハナさんに会いに行っていたら、あの笑顔がまた見れたんじゃないかって。オレはちゃんとお礼を言えなかった。1回だけのデートだったけど、ハナさんが感じて来た沢山の苦しみを、少しだけ共有できたこと。沢山勉強させてもらったのに。笑顔をくれたのに。ありがとうって、言えなかった。それを、後悔していた。だから、今必死でこんな文章を書いているんだと想う。ハナさん。ありがとう。本当に、大好きでした!貴女からもらった笑顔を、オレは大事な人に分けてあげたいって想ってる。大事な人を笑わせたいんだ。貴女がオレを笑わせてくれたように…。

今日、久しぶりにハナさんとの最後のやりとり見てみたよ!!

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あいかわらず、ドジしてますか?「精一杯生きていく」ってのが口癖でしたね。精一杯生きたから、今そっちで自由に歩いてるんでしょ?もう少しだけ待っててくださいね。オレにはやることがあるんで、それ終わったらまた会えますかね?そっちから、オレのこと笑って見ててくれたら幸いです!オレも相変わらずバカやってます。貴女がオレに対して一番心配していたことがありましたね。オレにも「人を愛すること」が少しだけ解るようになりましたから安心してください(笑)

R.I.P.

Johnny

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P.S.

エレカシ1mmも関係ない話でスミマセン(笑)明日、夏フェスラスト!おじさん達も精一杯、楽しんでくださいっ!!

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ジョニーの小言
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