「愛してる」と「頑張ろうぜ」を言える人。

「愛してる」とか「頑張ろうぜ」を言わないで、如何に愛を伝えるか選手権が世間で流行っている中、唯一と言って良いほど声高々に「愛してる」とか「頑張ろうぜ」を作品で言う人。

宮本浩次である。

正確には、「言える人」のなのかも知れない。彼はいつもストレートに伝えてきた。特に近年のソロ活動や、エレファントカシマシがユニバーサルに移籍した後の作品に目立つ。

「若い時はそれがカッコ悪いと思ってた。」

宮本浩次は以前話していた。そうなのである。簡単に言うと「愛してる」や「頑張ろうぜ」とストレートに言うのはダサいという風潮がある。若者からすると努力してる人を横目に、ひょいひょいと階段を駆け上がっているように見える人が時に格好良く映るのだろう。

エレファントカシマシに至っては、地べた這いずり回って、ドブの水飲んで団地でひとり夕立ちを待っている曲達だ。実に格好悪い。宮本浩次と40年以上一緒にバンドを組んでいる同級生、石森敏行、高緑成治、冨永義之はいつも必死に宮本浩次について行く。全然クールじゃない。

ただ、それがオレには死ぬほど格好良く映る。

むしろ共感できる。

エレファントカシマシは上から物を言っているようで全然違う。「お前とオレは一緒だろ?どこまでも、カッコ悪くていいから精一杯生きていこうぜ!」と同じドブから背中を押してくれる。それは、誰に言われるより何倍も説得力がある。どんなにスターになったって根本は変わらない。

ソロ活動を開始して、露出も増えて、カバーもやって何だかなぁって人も居るだろう。縦横無尽に至っては「光の世界」で神々しさを見せたかと想えば、「春なのに」で乙女になったりもする。がしかし、宮本浩次は「just do it」や「昇る太陽」を歌う。

声が出なくても、必死で、一生懸命に、命を燃やして歌う。宮本浩次はまだまだドブの夕陽を見ていた。何も変わってない。もっと純粋に研ぎ澄まされた宮本浩次は、もっと宮本浩次になっていた。いつしかその格好悪さは、決して誰にも真似できない格好良さになっていた。プロも憧れるプロ。

結果が出るまで続けるということを続けることが出来る人。

ダサいようでめちゃくちゃ格好いい人。

到底追いつけない誰も真似できない人。

「愛してる」と「頑張ろうぜ」をこんなにストレートに、本気で言える人が他にいるだろうか?がむしゃら、必死、一生懸命、汗水垂らす格好悪さが格好良くなる人がいるだろうか?

宮本浩次しかいない。

本気の人は、飾らない言葉でストレートに格好悪くも、格好良くブツかって来る。

きっと、今日も、明日も。この道の先でも。

 

 

 

Johnny😁

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