エレコラ

鬼畜エレファントカシマシファンJohnnyによる音楽コラム。

宮本浩次が、宮本浩次に還るとき①〜縦横無人に寄せて〜

 

どーも、鬼畜エレファントカシマシファンのJohnnyです😁

 

いよいよ、宮本浩次の3rd Album「縦横無尽」が発売になりました。いやあ、何から話していいのやら、話したいことが溜まりすぎて収集がつかなくなりそうなので、まずは、全曲の感想から行きたいと想います!一曲、一曲長くなります…なりました。

 

 

1.光の世界

まず、最初がおだやかな曲で始まるというのがビックリだし、何だろう…今までとは違うのかな?っていう印象を受けました。それにしても、ミヤジの伸びやかな歌声が聴けて、非常に気持ちがいいです!本人がROCKIN'ON JAPANの2021年11月号で、「これがエレカシなんじゃないか?」という発言や、「優しい川」に近いという話からも、この曲が俯瞰して作られている印象なんですよね。しかし、この歌詞がですね。非常に興味深いんですよ。

悲しい日々に byebye

ここが俺の生きる場所 光の世界

という、歌詞からも悲しい日々から、光の世界にいるのに、何故かとても切ないんですよね。また、歌詞に情景描写があります。これは、現在の情景ですが、

破れし夢が躍動している

という部分からも、破れし夢(悲しい日々思い描いてた世界?)と、光の世界が交差しているんですよね。その間にいるような感覚というか。オレの印象では、光の世界にやってきたけど、いろんな切なさや悲しみにさよならをしてたどり着いた、いわばそれを喜んでるわけでもなく、俯瞰しているという情景描写なんですよ。ある意味、光の世界で生きる覚悟みたいな感じにも聴こえます。

 

「優しい川」は、光を浴びながらも強がる主人公が見えるのですが、「光の世界」は、現状を受け入れてる姿が見えるんです。ここで、「音楽と人」のインタビューで、自分がめちゃくちゃ印象に残った部分があって、

〈行くとか行かないとか〉って、それは何が言いたいのかっていうと、きっとここにあるんじゃないか、ってことなんだろうね。行っても行かなくてもいいんだよ。

という部分です。事あるごとに”ゆこうゴーゴーゴー”って言ってた「ゴーゴーおじさん」だったのに、どうした?ってビックリしたんですけど…現状を受け入れた、ある種、潔い開き直りみたいなものを感じたんですよね。そして、悲しい日々(過去)すらも、ミヤジの中では美しいものになるんだろうなと。今のミヤジの想いや、状況をそのまま作品にした楽曲なんだなという印象です。また、アレンジのピアノとサイバー感が、世界観の広がりを感じるんですよね。宇宙というか、異空間。ミヤジの脳みその中を漂っている感じもしてくる楽曲。いや、スゴい。

 

2.stranger

この曲、めちゃくちゃカッコよくない?個人的にめちゃくちゃお気に入りなんやけど!聴いた人それぞれの”stranger”が居ると想うんで、歌詞に言及するのは控えますし、オレの中では定まってるのですが、マジですげぇ好き!それだけは言える。そして、この打ち込みなのかな?いや、クレジットはドラムですね。「good morining」感があるんですよ、サビとか非常に!あの頃影響を受けた音楽のイズムが入ってるんだろうなと。あと、後半のサビ前とか、オルガンが「The Doors」みたいで、カッコいいですね!あとはギターのリフとか、ベースとか、全てがオレ好みと言いますか…サビもめちゃくちゃ気持ちいいですね。「every day」の、でえええいって上がるとことか、「sunshine blues〜 sunshine blues〜」と2回繰り返すところの歌唱はマジで凄いっす。まず、裏声になる前の「sunshine」の部分が地声で出せるの異常です。高くて出せないですよ普通。その後のファルセットも気持ちいいし、ああ、好きだこの曲!カッコいい!早くライヴで聴きたい!

 

3.この道の先で

この曲は、普遍的なラブソングという風に最初は捉えていたんですね。メロディーもキャッチーだし、非常にストレートに歌ってますし。歌詞も同じことを言ってますし、さらっと聴ける楽曲と言いますか…ベースが非常に躍動していて良いです!須藤優さん。しかしですね、この前エンドレスリピートして聴いている時に、不意に涙がボロボロ出てきてですね…何だ?この現象はということで、考察したんですけど…

この楽曲の凄いところは、最後の方少し場面が変わるじゃないですか?3:23くらいからなんですけど。でも、歌詞は全く同じことを歌ってるんですよ。全く同じ歌詞の繰り返しで…最初は、もっと違う歌詞とか入れたほうがいいんじゃね?って想ってたんですけど。違うんですよ!1番のBメロは「太陽まばゆき毎日に」って歌詞で、2番のBメロは「月が輝く空の下」で、最後のBメロまた「太陽」出てくるんです。つまりこれ、毎日の繰り返しを表してるんじゃないかと。毎日、毎日、日々の繰り返しの中で「キミに会いたい」ってずっと想ってるんです。ただただそれだけの繰り返しなんですね毎日が。だから、サビも同じリズムのリフレインなんですよ。単純なメロディとか、歌詞なんですけど、それに気づいた時に、涙が止まらなくなって「どんだけ純粋なんだ!どんだけ会いたいんだミヤジ!」ってなってしまった自分が居ました。「愛だけを信じて」から、曲名の変更もありましたしね…この曲、単純なやうで非常に深いんですよ。

 

4.浮世小路のblues

この曲も、この流れで聴くとカオスなんですけど…縦横無尽すぎて。まずは、玉田童夢さんのドラムが岩のように重くて、めちゃくちゃカッコいいんですよね。もう、ボッコボコに殴られている気分と言いますか(笑)素晴らしいです!あと、歌謡要素とロックを融合して、POPに仕上げているというところが、これまた凄い。今までこんな人居なかったよ。宮本浩次って「主題歌の帝王」みたいになってきたなと。主題歌というか、「発注音楽職人」というか。売れる売れないに関わらず、発注通り忠実に作るという…これ、発注する側もかなり大変ですよ。そのままの楽曲上がってきますから。この曲なんかは正に「死神さん」のイメージ通りですし、前奏がドラマのジングルとしても使用されていて、とても合ってます!あこがれのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっの歌唱はめちゃくちゃ好きなんですけど、あの声の太さで下から上に掘るように歌うのって、めちゃくちゃ喉痛めるんですよね。素人が歌ったら一発で喉死ぬ案件なんですが、宮本浩次は見事に歌い上げますから、さすがプロです。コンサートで聴けるの楽しみですね!

 

5.十六夜の月

この曲は、サザンオールスターズや、Mr.Childrenの「星になれたら」を連想させるような楽曲で、非常に宮本浩次としては新しい楽曲だと想います。小林武史イズムが、かなり色濃く出たのかなと。過去を連想する歌って宮本浩次って、エレカシの頃から多いんですよね。「過去過去おじさん」なので。昭和とか、どうかしたら江戸まで遡るくらい昔の話大好きだし(笑)ただ、この曲はいつもの悲壮感のない過去を回想する曲で…結局は現在のことを歌ってるんですよ、この曲。過去を懐かしむ今の曲ですよね。こうゆう楽曲って結局、今が幸せじゃないと出来ないのかな?って想ったりもします。なんか、キラキラしてますよね!戻らない過去が、ミヤジの中では本当にキラキラ(ある意味美化?)したまま残ってるんだろうなって。非常に好きな楽曲です。想い出の一場面を教えてもらった感じですね。

 

6.春なのに

間違いなく国宝級のカバーです!この曲全く知らない状態で初聴きしたんですけど、泣きました。ミヤジ、マジでカバーアルバム第二弾早く出してくれって想いましたね(笑)何で、こんなにグッと来るんでしょうか。最後のハモリの部分とか、輪唱の部分ヤバくないですか?もう、全人類に聴いて欲しいですよ。アレンジもきっと良いんだと想います。原曲聴いたことないんですけどね。ほんとにいい。このカバーは。何で、本人やスタッフさん含めこの曲をカバーしたこと忘れていたんだ(笑)

 

7.東京協奏曲


この楽曲に関しては、前回のブログで書きましたが、ここでこの曲がくるのは非常にいいですね。「春なのに」からのつながりを明るく変換してくれるというか。また、このアルバムに櫻井さんの歌声が入ることに違和感がない。櫻井さんは非常にポジティブなエネルギーの方という話を、よくミヤジがしているのですが、本当にその通りで、歌声にパワーがあるんですけど、そのポジティブさが入っても違和感ないくらい、アルバムがポジティブなんだと想うんですよね。悲観がないし。あと、この歌詞がこのアルバムのいろいろな部分にリンクしていると想うんですよね。

オレは君と消えてゆくまでの 時を永遠になれ奏でてゆけ

夢が叶えられない人も 戻ろうとして戻れない人も

とか、この「縦横無尽」で歌われていることを補完しているというか。もともと、ミヤジに歌ってもらうつもりで、タケシコバヤシが楽曲作ったとのことですし。小林武史が全面プロデュースしている作品だけあって、この楽曲が入る事によって、非常にまとまりが出ているように想います。

 

 

いやあ、長くなりましたので、一旦ここで締めます。続きは、「宮本浩次が、宮本浩次に還るとき②〜縦横無人に寄せて〜」をお読みください。


 

 

Johnny😁

 

 

 

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